今回は、山梨県言語聴覚士会会長の内山量史先生に「言語聴覚士の職務と役割」、また、副会長の赤池三紀子先生に「新人STに伝えたいこと」と題しご講義頂きました。
第一回新卒者研修に参加して
甲州リハビリテーション病院 佐藤綾美
今回の新卒者研修では、言語聴覚士の職務と役割について、またSTのコミュニケーションに欠かせないものについて、大変貴重なお話を聞くことができました。今回の研修で初めて全人的復権という言葉を聞き、その意味を知りました。「患者様が、その人らしく生きる権利を再び獲得する」、言葉にするのは簡単ですが、想像した際に、言語聴覚士としてその人らしい人生を考える、ということの難しさを痛感しました。
もし、自分の家族のリハビリテーションをやっていただくなら、どのような人がいいだろうか、そう考えた時、一番は自分の家族のことを真剣に考え、一所懸命に寄り添ってくれる、そんな人に訓練をしていただきたいと思います。経験を積むのはもちろんですが、今自分にできる事を常に探し、この人にリハビリテーションをしてもらいたい、そう思える言語聴覚士を目指したいと思います。そして、患者様がその人らしい生活を送れるよう支援できる言語聴覚士になれるよう、日々精進していきたいと思います。
第1回新卒者研修を終えて
山梨リハビリテーション病院 杉本久美子
今回の研修会では、内山会長から「言語聴覚士の役割」、赤池副会長から「STのコミュニケーションに欠かせないもの―感情に働きかけられるSTをめざして―」というテーマでご講義いただきました。
内山会長の講義では、患者様ひとりひとりを大切に思い、今できることを全力で行うなど、STの心構えを教えていただきました。臨床の中で、患者様から学ばせていただくことは多いこと、また自己研鑽の大切さを学びました。
赤池副会長の講義では、コミュニケーションにおけるポイントを教えていただき、私はまず、一般的知識を含め知識面をもっと増やさないといけないと実感しました。また、「一期一会」を大切にし、STとして成長していきたいと思いました。
今回の研修会で、今後STとして何を意識していかなければならないのかを明確にすることができました。患者様やご家族から信頼していただけるSTを目指し、精進していきたいと思います。大変貴重なご講義に、深く感謝いたします。