平成30年3月15日に、ぴゅあ総合において第4回学術講演会を開催致しました。今回は、早稲田大学 教育・総合科学学術院 教育心理学教室 坂爪 一幸 先生に「高次脳機能障害、発達障害、認知症にみる障害の神経心理学的な理解と支援」をテーマにご講演いただきました。

発達障害、認知症、高次脳機能障害と聞くと、まずは障害名から症状や評価・支援方法を考えがちになるところを、どの障害も神経心理学的な考えに基づき、高次脳機能障害として捉えて評価・支援していく話をお聴きし、改めてまずは機能をしっかり評価することが大切であることを感じました。
また、支援の原則は、強みと弱みを分かったうえで、機能改善型支援であることを拝聴し、支援につながる機能評価や適切な支援のコーディネートなど、私達専門職に課されている職務能力をもっと高めていくことが大切であると、あらためて感じました。
坂爪先生のように、より丁寧に分析していく姿勢をもち、今後の評価・治療場面の中で、今回得た学びを活用していきたいと思います。
大変貴重なご講演をありがとうございました。