2019年02月18日

<生涯学習部>平成30年度 第3回学術講演会後記                 「姿勢が嚥下に与える影響を精密に考える」

第3回学術講演会.JPG 平成30年12月21日に、ぴゅあ総合において第3回学術講演会を開催致しました。今回は、医療法人健和会 健和会病院 福村 直毅 先生をお招きし、「姿勢が嚥下に与える影響を精密に考える」をテーマにご講演いただきました。摂食嚥下障害の分析の順序として、構造から免疫へと変化が少なく容易なものから順に行うことや、2×4モデルでの評価について教えて頂き、まさに明日の臨床から実践できる内容であり、今まで難しく感じていた評価が、より明快で且つ確実に実践できると感じました。さらに、完全側臥位など、姿勢の変化によって食塊の流路が変化するため、患者様一人一人に合った姿勢を理論的に選択していくことの重要性を学ぶことができました。30度仰臥位も全ての方に万能ではなく、逆にリスクとなる例も知ることができ、評価に基づいた姿勢や方法を検討していくことの重要性を再確認することができました。
 貴重なご講演をありがとうございました。

posted by st_yamanashi at 00:00| 研修会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする