甲州リハビリテーション病院
神田 絢子
今回、「左下前頭回・左島皮質・左大脳基底核病変により流暢性失語を呈した一例」をテーマに発表をさせて頂きました。
症例について、検査や病棟での生活場面、ご本人やご家族への聴取などから問題になっていることを抽出し、原因を探っていく過程では、私一人では考えつかなかった様々な視点をもつ必要があることを学びました。原因へのアプロ―チ方法が不十分であり、患者様からいただいた情報を活かしきれていなかったことは今回の反省点です。原因の核となっていることを見つけ、少しでも元の患者様のコミュニケーション能力に近づけることができるのかを考えることが大切だと改めて感じました。
バイザーを引き受けてくださった高橋先生を始め、発表当日は諸先生方からご意見やご指導を頂き、大変勉強になりました。貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。今回学んだことを今後の臨床に活かしていけるよう精進して参ります。