2017年09月29日

<教育部>第4回新卒者研修会 参加記

 平成29年9月21日に、甲府市東公民館 地域集会所にて第4回新卒者研修会を開催致しました。
今回は、「対人コミュニケーションスキルについて」と題し、中村晴江県士会副会長(甲府城南病院)より言語聴覚士として患者様とコミュニケーションを図るうえでの必要なスキルについて、ご講義を頂きました。
 また後半の講義では、失語症の評価で使用する標準失語症検査(SLTA)について、山梨県立中央病院の中嶋崇博先生からご講義を頂きました。その後、各グループに分かれ、SLTAの聴覚的理解の施行方法について実技を行いました。

第4回新卒者研修を終えて
甲州リハビリテーション病院 柴田 美貴子

sinsotu09212.jpg 今回の研修では、「対人コミュニケーションスキル」と「SLTAの検査概要や実施方法」について実技をまじえながら分かりやすく教えて頂き様々なことを学ぶことが出来ました。対人コミュニケーションスキルの講義では、ノンバーバルコミュニケーション、パーソナルスペース、聞き上手になるための工夫など臨床で活かせる知識や技術を学ぶことが出来ました。入職して患者様との関わりで悩むことが多いため自分のコミュニケーション態度について改めて考える良い機会となりました。今後の臨床では、患者様との距離感や表情・反応を見逃さず良い聴き手になれるよう工夫しながら臨床に活かしていきたいと思いました。SLTA の検査概要や実施方法の講義では、実際に2人1組で検査を行いました。実施方法ばかりに気を取られてしまうことが多いのですが、適切な検査方法や患者様の負担を考慮して実施することが大切であると学ぶことが出来ました。今回学んだ事を今後の臨床で活かせるよう沢山の経験を通じて学んでいきたいと思いました。また患者様の能力を引き出すことが出来るようなSTになれるよう努力していきたいと思います。 

第4回新卒者研修を終えて
湯村温泉病 矢萩 智章

sinsotu09211.jpg 今回の研修では中村副会長から「対人コミュニケーションスキルについて」、中島先生から「SLTAの検査概要」をご講義いただいたあと、2人組に分かれてSLTAの実技を行ないました。中村副会長の講義では、聴く力を鍛えるという事で様々な聞き返しの方法を例文に応じて考えたり会話が弾む質問の仕方などを練習しました。聴く力を鍛えることで相手の気持ちも理解出来るということでSTとして必要なスキルの基本を学ぶことが出来ました。中島先生からの講義では、SLTAの検査の目的・構成・注意点を説明していただきました。正確な評価をする為にはまず、検査について正しく理解しなければいけないと実感しました。SLTAの実技では2人組のペアに分かれ1名の指導者からご指導を受けました。検査の時の患者様への気遣い、教示の仕方、記録の仕方等を丁寧にご指導いただきました。この実技研修を通して、臨床で行なったSLTAは患者様の負担に繋がっていたのだと反省しました。今後は患者様の負担も考慮しながら正確な評価が出来るように常に勉強をしていかなければと感じました。今回学んだ事を臨床に活かし、更に成長出来るよう日々励んでいきたいと思います。お忙しい中、貴重なご講義をしていただきましてありがとうございました。
posted by st_yamanashi at 20:24| 参加記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月03日

<教育部>第3回新卒者研修会 参加記

 平成29年7月13日に、甲府市東公民館 地域集会所にて第3回新卒者研修会を開催致しました。
今回は、摂食嚥下障害領域の認定言語聴覚士である国立病院機構甲府病院の小池京子先生より摂食嚥下障害の診方とポイントについて、小児領域から成人領域と幅広い貴重な内容に加え、実際にお菓子などを用いた実技も含めたご講義を頂きました。

第3回新卒者研修を終えて

恵信甲府病院 佐野由佳

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 今回の新卒者研修では、「摂食嚥下障害の評価とポイント」についてご講義をしていただきました。
私はまだ嚥下障害の方の評価を取った事が少なく、どこをどういう風に見ていけばよいのか自分の中で正しく把握しきれていませんでしたが、5期モデルに沿い丁寧に教えていただくことができました。患者様の評価をする際、実際に摂食・嚥下している場面を見る前に、まず患者様の姿勢であったり呼吸数であったり全体像を見ることでそこから考えられるリスクがたくさんある事も知りました。今後、目の前の患者様に対し丁寧かつ的確に評価できる力をしっかりと身につけていきたいと思いました。
実技演習では、咀嚼訓練、K−point刺激法を行いました。咀嚼訓練ではお菓子の持ち方や臼歯の上に置くといった点まで細かく教えていただきました。自分自身で経験することで、食塊形成の際の舌の動きなど改めて再認識させられる事が多くありました。K−point刺激法では小池先生に直接行っていただくことができ、今まで曖昧であった刺激場所を正しく知る事が出来ました。
今回の研修を通して、知識・技術の両面において自分の中での課題や目標を多く見つけることが出来ました。今回の経験を今後の臨床に活かし成長出来るよう励みたいと思います。お忙しい中、大変貴重なご講義をしていただきありがとうございました。

第3回新卒者研修を通して

甲州リハビリテーション病院 上川 若菜

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 今回、新卒者研修に参加して、嚥下における評価ポイントなどを講義だけでなく実技も交えてわかりやすく教えて頂き、様々なことを学ばせて頂くことができました。摂食嚥下領域は学生時代の授業数や実習で関わる機会は他の領域に比べると少なく、働き始めてから特に不安な領域でした。しかし今回の新卒者研修では評価ポイントについて実技を交えながら教えて頂き、実際に体験しながら臨床で活かせる知識や技術を学ぶことができました。今回学んだことを今後の臨床にさっそく活かして、STとしての自分の引き出しを一つ一つ増やしていきたいと思います。また、患者様に安全にお食事を召し上がって頂けるよう今回学んだ評価方法や新しい視点を臨床現場で活かしていきたいと思います。日々たくさんのことを気づかせ、学ばせてくださる患者様への感謝の気持ちを忘れずSTとしての知識や技術で還元できるようこれからも邁進していきたいと思います。このような貴重な学ぶ機会を頂きありがとうございました。
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2017年06月05日

<教育部>第1回 新卒者研修会 参加記

平成29年5月16日に、山梨県立青少年センターにて第1回新卒者研修会を開催致しました。
今回は、山梨県言語聴覚士会会長の内山量史先生に「言語聴覚士の職務と役割」、また、副会長の赤池三紀子先生に「新人STに伝えたいこと」と題しご講義頂きました。

第一回新卒者研修に参加して

甲州リハビリテーション病院 佐藤綾美

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今回の新卒者研修では、言語聴覚士の職務と役割について、またSTのコミュニケーションに欠かせないものについて、大変貴重なお話を聞くことができました。今回の研修で初めて全人的復権という言葉を聞き、その意味を知りました。「患者様が、その人らしく生きる権利を再び獲得する」、言葉にするのは簡単ですが、想像した際に、言語聴覚士としてその人らしい人生を考える、ということの難しさを痛感しました。
 もし、自分の家族のリハビリテーションをやっていただくなら、どのような人がいいだろうか、そう考えた時、一番は自分の家族のことを真剣に考え、一所懸命に寄り添ってくれる、そんな人に訓練をしていただきたいと思います。経験を積むのはもちろんですが、今自分にできる事を常に探し、この人にリハビリテーションをしてもらいたい、そう思える言語聴覚士を目指したいと思います。そして、患者様がその人らしい生活を送れるよう支援できる言語聴覚士になれるよう、日々精進していきたいと思います。

第1回新卒者研修を終えて

山梨リハビリテーション病院 杉本久美子

新卒者研修会A.jpg
今回の研修会では、内山会長から「言語聴覚士の役割」、赤池副会長から「STのコミュニケーションに欠かせないもの―感情に働きかけられるSTをめざして―」というテーマでご講義いただきました。
内山会長の講義では、患者様ひとりひとりを大切に思い、今できることを全力で行うなど、STの心構えを教えていただきました。臨床の中で、患者様から学ばせていただくことは多いこと、また自己研鑽の大切さを学びました。
赤池副会長の講義では、コミュニケーションにおけるポイントを教えていただき、私はまず、一般的知識を含め知識面をもっと増やさないといけないと実感しました。また、「一期一会」を大切にし、STとして成長していきたいと思いました。
今回の研修会で、今後STとして何を意識していかなければならないのかを明確にすることができました。患者様やご家族から信頼していただけるSTを目指し、精進していきたいと思います。大変貴重なご講義に、深く感謝いたします。

posted by st_yamanashi at 21:33| 参加記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする