2019年08月12日

2019年度第3回新卒者研修会参加記

令和元年7月11日に、甲府市東公民館 地域集会所において、第3回新卒者研修会を開催致しました。今回は、摂食嚥下障害領域の認定言語聴覚士である国立病院機構甲府病院の小池先生より摂食嚥下障害と構音障害の診方・リスク管理について、実技も含めた講義をいただきました。手技も学べたことで、臨床への自信につながったのではないかと思います。

第3回新卒者研修に参加して
甲府共立診療所 工藤 知夏

 今回、第3回の新卒者研修に参加し、摂食・嚥下障害と構音障害の診方とリスク管理について実践を交えて講義していただきました。嚥下についての評価をする際には、機能面だけではなく、全身の健康状態から知っていく必要があるのだと改めて感じました。また、実践でどのように提示し、実施していくのかをご指導いただいたことで、その場で経験して学ぶことができました。
 私は小児領域でのリハビリテーションを行っており、乳幼児の摂食嚥下について学んでいます。現在は臨床で成人にふれる機会は少ないのですが、言語聴覚士として評価の目を持つことは大切なことだと感じました。また、小児に通ずることもあり、成人と小児といって切り離して考えてはいけないのだと改めて感じ、大きな学びとなりました。

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2019年06月19日

<教育部>第1回新卒者研修会参加記

令和元年年5月29日に、甲府市東公民館 地域集会所にて第1回新卒者研修会を開催致しました。山梨県言語聴覚士会会長の内山量史先生に「言語聴覚士の職務と役割」、副会長の赤池三紀子先生に「STのコミュニケーションに欠かせないもの−感情に働きかけられるSTをめざして−」と題しご講義頂きました。

「第1回新卒者研修を終えて」
石和温泉病院 中野 里穂

2019年5月29日(水)甲府東公民館にて第1回新卒者研修会が開催されました。内山量史会長より「言語聴覚士の職務」、赤池三紀子副会長より「STのコミュニケーションに欠かせないもの」について、ご講義をいただきました。言語聴覚士の今までの歩みから現状、そして今後の展望について学ぶことができました。講義の中で「リハビリテーション=全人間的復権」という言葉がありました。今の私は、目先の症状にばかり意識が向いてしまい、患者様の人生まで考えることが出来ていないと痛感しました。患者様にとって『良いリハビリ』とは、『私に出来ることは何だろう』と自問自答しながら今後の臨床に臨みたいと強く思いました。退院後の生活を見据えて患者様の心の中の「ことば」を聞きだし、一人一人と真剣に向き合い、患者様に寄り添えるSTになれるよう精進していきたいと思います。

「第1回新卒者研修に参加して」
山梨リハビリテーション病院  渡邊 里咲

この度、第1回新卒者研修会に参加させていただきました。入職し、患者様と関わる中でコミュニケーションに悩むことが多いため大変勉強になりました。私たちがこれまでに学んできた専門知識が、実際どのような場所で必要になってくるのかわかりました。目上の方に対しリハビリテーションを行う上で、知識が足りないということを痛感しています。そのために教養が必要であると教えていただきました。先生の体験談も踏まえた話は、教養が患者様の喜びにつながることもあるということがわかり、どんなことでも吸収し、勉強していく姿勢がとても大切であると感じました。また、言語聴覚士は日本では人数の少ない職種でありますが、他国では上位に入るような人気の職業であるとわかり、とても嬉しく感じます。今後、日々勉強を重ね、少しでも患者様に信頼していただくことができる言語聴覚士になっていきたいです。
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2019年02月18日

<生涯研修部>平成30年度 第4回学術講演会後記 「神経難病のコミュニケーション支援(ローテク編)〜患者様と共にコミュニケーション手段を探る」

第4回学術講演会.JPG 平成31年1月25日に、ぴゅあ総合において第4回学術講演会を開催致しました。今回は、吉野内科・神経内科医院 山本 直史 先生をお招きし、「神経難病のコミュニケーション支援(ローテク編)〜患者様と共にコミュニケーション手段を探る」をテーマにご講演いただきました。コミュニケーション手段を選択するための評価や、一人一人に合わせた文字盤のデザイン、アイディアや工夫を先生のご経験を通して、大変わかりやすく教えていただきました。また実技で行なった透明文字盤でのコミュニケーションは、実際に使用することで使い方のポイントがよくわかり、推測は行っても、決して先回りせず、伝えてもらう大切さを学ぶことができました。個別性に合わせたコミュニケーション方法の選択と工夫、患者様に寄り添って想いを汲み取ることの大切さ、支援者として最期まで諦めない姿勢など、臨床家として忘れてはならないことを改めてご教示頂き、大変心に響くご講演でした。コミュニケーションの専門家として、「話をしてもらえる支援者」となれるよう、日々の臨床に取り組んでいきたいと思います。
 貴重なご講演をありがとうございました。
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