2018年11月30日

<教育部>第5回新卒者研修会参加記

「第五回新卒者研修に参加して」
甲州リハビリテーション病院
海野 友希
 この度、第五回目の新卒者研修に参加させて頂きました。
 研修では「SLTAの話す・書く・計算の実技演習」で、多くの事を学ばせて頂きました。現在、臨床でもSLTAを行っていますが、「話す・書く」側面はヒントの提示の仕方が異なり、臨機応変に対応しなければならず、判断に悩む部分があります。そのため、今回研修で実際に行い、疑問に思っていることや不安だった点を質問することができ、大変貴重な時間となりました。また、私は段階を決める時に迷うことがありました。その場合は、患者さんの様子に合わせてSTが判断していくという事が分かりました。患者さんにとっては負担となるため検査を行う前に確認しておく必要があると思いました。
 今回教えて頂いたことを臨床へ活かすために再度確認していきます。そして、SLTAを行う際には患者さんの様子も把握しながら、慌てず柔軟に対応していきたいです。


「第五回新卒者研修会を終えて」
甲府城南病院
市野直樹
 第五回新卒者研修会では、前回に引き続き「SLTAの実施方法」を受講しました。
<話す>、<書く>、<計算>の演習を2人1組にて、ファシリテーターの先生に付いて頂き実施しました。ファシリテーターの先生からは、自身の癖や、苦手な箇所をご指摘頂くことができました。自身では気づけない点についてアドバイスを頂ける機会は少ない為、しっかりと振り返りたいと思います。また、例題の重要性についてのご指導も頂きました。患者様が課題をしっかりと理解した状態で実施できるよう、例題で説明を十分に行えるようにしていきます。
さらに、“全員実施”の項目は実施する機会が多いものの、まんがの書字や短文の書取は中止基準に当てはまることが多く、実施する機会が少なかったこともあり、曖昧となっている部分が多い事を痛感しました。適切な評価基準やヒントなど基本的なことも再度見直し、明日からの臨床に臨みたいと思います。
また、患者様に合わせた教示方法や検査を取る上での工夫などをご指導頂き、とても参考になりました。
 新卒者研修では毎回言語聴覚士としての基礎を丁寧に教えて頂いています。頂いたご指導を活かして日々の臨床に励みます。

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2018年07月26日

<教育部>平成30年度教育部第3回新卒者研修会参加記

 平成30年7月12日に、甲府市東公民館 地域集会所にて第3回新卒者研修を開催致しました。
 今回は、摂食嚥下障害領域の認定言語聴覚士である国立病院機構甲府病院の小池京子先生に「リスク管理(摂食嚥下訓練編」および「摂食嚥下障害と構音障害の診方」と題し、小児領域から成人領域と幅広い貴重な内容に加え、訓練場面の動画や実技も含めたご講義を頂きました。
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「第3回新卒者研修会を終えて」
甲府共立診療所 増田歩実

 第3回新卒者研修会では、小池京子先生による「リスク管理」「摂食嚥下障害と構音障害の診方」についてご講義いただきました。
「リスク管理」では、「患者さんに違和感があった日はなにかある」という言葉がとても印象深かったです。患者さんの僅かな変化に気づく力をつけることで、患者さんの状態や体調を把握し支援できるということを臨床でも日々実感しております。「摂食嚥下障害」は小児領域を担当されている病院は全国的にも少数である上に、摂食・嚥下領域の認定言語聴覚士資格をお持ちの小池先生の講義を聞くことができるというとても貴重な機会をいただきました。発達段階だけでなく、実際の患者さんを見せていただきながら観察の視点や訓練目的・内容を教えていただいたので、実践的な知識を身に付けることができました。実技演習では、どのようにアプローチされたら不快感が無く訓練を行えるのかを改めて考えるきっかけになりました。これからの臨床においても今回学んだことを生かし患者さんの立場に立って評価・訓練できる力を付けていきたいと思っております。


「第三回新卒者研修に参加して」
甲州リハビリテーション病院 大室 陽佳

  この度、第三回目の新卒者研修に参加させて頂きました。
  研修では「摂食嚥下障害と構音障害の診方、リスク管理について」の大変貴重なお話を聞かせて頂き、多くの事を学ばせて頂きました。講義の中で小池先生の実際に行ってきた小児の患者様の直接訓練の様子を拝見させて頂く機会もあり、訓練を立てていく過程の参考になりました。
 今、入職して3カ月が経ち、構音障害や摂食嚥下障害を抱えている患者様を担当させて頂いております。評価の面や訓練のプログラムを立てていく際に必要な視点や実際に演習を行い手技も今回の講義で学ぶことができました。一番今回の講義で大事だと感じたことは、まず、発話をする時、食事をする時に自分の体でどのようなことが起きているかを捉え、その障害を持っている人の身になって考えるという事です。これは、どの障害を抱えている人にも通じる事であるため今日感じたこと、学んだことを日々の臨床に活かして参りたいと思います。
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2018年07月09日

<教育部>平成30年度教育部第2回新卒者研修会参加記

平成30年6月20日に、甲府市東公民館 地域集会所にて第2回新卒者研修会を開催致しました。
今回は、神経心理検査評価法の採点法から解釈の仕方について学びました。改訂長谷川式簡易知能評価、Mini-Mental-State-Examinationについて山梨県立中央病院の中嶋崇博先生から、レーブン色彩マトリックス検査について山梨リハビリテーション病院の萩原由香先生からそれぞれご講義頂きました。後半は、グループワークを通してコミュニケーションスキルについて学びました。

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「第2回新卒者研修を終えて」
石和共立病院 秋山  遥
 今回の研修では、心理検査や解釈のポイントについて、基礎的な所から分かりやすくご講義いただき、グループワークや一分間スピーチを通して対人コミュニケーションの難しさや考えるべき事について勉強させていただきました。心理検査は、HDS-RやMMSE、RCPMといった実際に病院で実施する機会の多い検査についての講義だったため、自分の検査手技は適切か、解釈する際のポイントは押さえられているかを確認・復習する事が出来ました。また、グループワークや一分間スピーチからは、患者様や他職種の方々とコミュニケーションをとる際に、相手の立場から分かりやすい言葉を選ぶことや相手の気持ちを尊重する言葉がけをする事が重要であると、改めて考える事が出来ました。今回の研修で学んだ事を活かし、患者様一人ひとりのことを考えたアプローチを行なっていきたいです。

「第2回新卒者研修を終えて」
湯村温泉病院  望月 理恵
 第2回の新卒者研修では、「神経心理検査の診方−RCPMの実施から解釈まで−」と「HDS−R/MMSE」についてご講義をいただきました。 RCPMでは、特徴や教示の仕方から結果の解釈について解説書では分からない内容を具体的に聞くことができました。また、誤り方で結果の分析も変わってくるという事も学びました。さらに、HDS-R/MMSEの講義では、2つの検査を比較しながら説明をしていただき、より分かりやすくポイントなどを確認することができました。ぜひ、毎日の臨床現場につなげていきたいと思います。また、検査をするにあたっては、認知機能面を日常生活場面から観察・確認していかなければならないということも学ぶことができました。
 講義の後半では、「バスは待ってくれない」という課題を3つのグループに分かれて行いました。このグループワークを通じて、他者に伝えるということの難しさや他者からの様々な情報をまとめて1つのものを作り上げるという事の大変さに改めて気がつくことができました。
今回の講義はとても有意義な時間となり、講義していただいた内容を今後の臨床現場で活かしていきたいと思います。お忙しい中、本当にありがとうございました。


「第2回新卒者研修会を終えて」
甲府城南病院 塩澤亜希
 第二回新卒者研修会では、中嶋崇博先生、萩原由香先生による「神経心理検査の診方」についてのご講義に加え、グループワークや一分間スピーチなどの実践形式のプログラムを受講しました。
「神経心理検査の診方」では、実施方法や解釈を再確認することができました。今後も教えていただいた内容を忘れず、確実に検査を施行できるように鍛錬していきたいと思いました。
 グループワークは、各個人が持っている情報を使い、一つの地図を完成させるというものでした。情報を整理してまとめる過程で、相手の話をしっかり聞くことや相手にわかりやすく伝えることが必要であり、病院での多職種連携と同じであると感じました。入職して3ヶ月が経ち、多職種がそれぞれの専門分野を生かして、同じ方向性で関わっていくことの大切さと難しさを日々感じている中で、今回のグループワークは、自分自身のコミュニケーション力を見直す時間となりました。
 新卒者研修会は、多くの知識や技術だけでなく諸先輩方のSTとしての想いを学べる貴重な機会だと感じています。この学びを臨床の場で生かし、患者様により良いサービスを提供できるよう、今後も自己研鑽に励みたいと思います。